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オタクが同級生に恋をして、最終的に土下座をした話。 ~第2章 ファーストミッション~

どうもこんばんは、エセアムロです。昨日書いた『オタクが同級生に恋をして、最終的に土下座をした話。~第1章 めぐりあい教室~』が思いのほか好評でしたので、続きを今すぐにでも書こうと筆、もとい指を走らせているところです。前回を読まずにこの記事を見てる人が居るなら下記のリンクを今すぐチェックしてね。

eseamuro.hatenablog.com

 

前回は慣れないブログメディアでの情報発信であったので、ボリューム不足感が否めなず、読者からもそのようなお声を頂戴しましたので、本来のボリュームでお送りしたいと思います。

 

誰得だし、自分でも考えるのが二回目にして面倒くさくなってきたけど、フォーマットを合わせたいので、今回もサブタイを付けました。『第2章 ファーストミッション』

完全にラノベの目次みたいになってて、恥ずかしい。元ネタは無いですけど、フレーズでパッと思いついたのは『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA」でしょうか。

TVで放送されていた「ウルトラマンオーブ」のスピンオフで、所謂前日譚として製作されました。コミカルな要素を廃し、ハードかつシリアスなSFファンタジーを目指した意欲作ですね。

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↑TVシリーズの前日譚となるものを期待してたのに、実際は前日譚の前日譚の前日譚の…と予想とは大きく異なる全く別物でした。完全に発注と納品が違う。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B01NCNY6RK/tsuburayaprod-22/

 

 

 

前置きはこれぐらいにして、本文行きたいと思います。

 

ある日、本当に突然Kさんのことが頭から離れなくなり、「これが好き、これが恋という感情か」とアンドロイドに自我が芽生えたかのような状態にエセアムロ少年(当時高校二年生)が陥ったところから今回は始まります。

マジで人を好きになる瞬間って謎ですね、今思い返してもそこだけは曖昧です。二次元によくある「何か胸がキュンとする一言を相手役に言われると、風が吹いて髪がなびいて『あ、好き』ってなるやつ」は全部まやかしですからね。二次元世界の教室の換気意識高すぎるでしょ。

思い出そうとしても、この時期に好きの想いが爆発していた、って漠然とした記憶しか引き出せないんですよね。この現象を『しゅきしゅきジャミング』って名付けたので皆さん使っていいですよ。一度くらい現実で耳に手を当てて「どうしたッ!応答しろ!くッ、ジャミングか…ッ!」って言ってみたいよね。

 

Kさんへの恋心を自覚したはいいものの、幼稚園時代に奇声を上げながら一人の女の子を執拗に追い掛け回していた(母親談)くらいの恋愛経験しかない僕はこの全身を迸る熱いパトスをどうすればいいかわかりませんでした。

『気になる女子』っていうのは小中学生時にも居たことには居たのですが、本当に『気になる』の範疇を出ることはなく、その女子のことで思い悩むなんて経験は皆無でした。

 

周知の事実でしょうが、学校、クラスというコミュニティにおいて『好きな女の子』という情報は銃や剣よりも強いものです。いつの時代も男女はこういう浮ついた話が好きですからね、そりゃ恋愛を扱った作品の実写化が乱発されますわ。

少なくともこれまでオタク科オタク属オタク動物園で行動していた自分には””そういう””話をできる友人は居らず、どうしようかと考えた結果、結局行きついたのは―Twitterでした。

とにかくKさんの可愛い部分をTwitterに投稿することで、いつ爆発するかわからない自分の感情を吐き出し、かつ、Kさんの可愛さを布教、もとい共有して安堵を得ようと考えたワケですね。加えてフォロワーから反応ももらえるので、承認欲求ダラダラの自分からすれば完璧なプランでした。

改めて説明しますが、僕とKさんは隣の席で、エセアムロが左、彼女が右という位置関係です。僕とKさんの列は左の窓際の二列でした。黒板は中央に配置されるので、Kさんは斜め右の黒板を見ます。そのため一方的に僕は授業中でも彼女を見つめ続けることが出来ました。流石に周りからバレるので露骨ではなかったですが。

そして、彼女の一挙手一投足、彼女との会話、彼女の行動を僕は自分のメモ帳に記していきました。これだけ読むと完全にストーカーですけど、実際は「発表するときに少し俯くところが可愛い」とか「驚いたときにあげる声が可愛い」とかそんな感じの記述です。

 

 数が多いのでここでは載せませんが「@eseamuro Kさん 好きだ」でエゴサしてもらえれば、色々ヒットすると思います。僕は記事のために改めて自分のツイートを漁りましたが、普通に泣きながらジタバタしちゃいましたよ。

 

このようなツイートもその根源は『Kさんが好きだ』という感情によるものです。

家に帰ってツイートをし、フォロワーのオタクの反応とともに、今日一日を振り返るのが日課でしたが、すぐにより高次の欲求がやってきます。

そう、『家でも話したい、もっと彼女と交流したい。』というアレです。

毎回グループワークがあるわけでもないし、休み時間は当然次の授業の準備もしなければならない、Kさんと話せる時間は限られてます。加えて、Kさんは所謂「休みがち」な女の子でした。そのため来ない日もしばしばあり、恋の感情に目覚めてから僕は朝のHRで担任の口から「今日の欠席はKだ」と聞くたびに絶望してました。

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仮面ライダーウィザード 37話より。絶望と希望をテーマに扱ってる作品なのに、最後のギャグオチのネタとして絶望を使ったのは本当にクソだよね。あとこの作品においては『絶望→怪人を生み出す→死亡』みたいな図式が成り立ってます。

 

可能ならば24時間Kさんと話していたい、という感情は当然ありました。勿論不可能なのはわかっていますが、とりあえず学校外でもKさんとの交流を図るためには連絡先を手に入れることが急務でした。これが俺のファーストミッション。

この記事の読者はおおよそ自分より年上なので理解しかねるかもしれないですがハッキリ言います、メールアドレスなんてモノは今の学生にとっては何の価値もありません。

アニメで女の子がいまだにメアドを交換してるシーンを見ると、作者の年齢を感じて辛くなるし、違和感バリバリです。

LINEやTwitterが二大勢力です、mixiもモンストの会社という認知しかないですからね。

話が逸れました、とりあえずKさんの連絡先を得ようと僕は思ったワケですよ。しかし、LINEの連絡先を直接聞くなんて告白も同義、女子に聞こうにも絶対に想いがバレる!とこじらせたオタクにいきなりそれはハードルが高すぎました。今考えると連絡先追加なんてなんでもないのにね。

そこで第2戦術、もとい第2の手段に出ます。『KさんのTwitter垢をフォローしちゃおう作戦』です。Twitterは基本的にパブリックなオープンスペースで、大多数に見られてもOKという共通認識があるので、1対1のやり取りで秘匿性の高いLINEよりもハードルはグッと下がります。しかし、ここで問題が出てきます。現代生活の必需ツールであるLINEと違い、Twitterは趣味の領域を出ないのでやってない人間も多いのです。

この作戦が失敗すればもう後がありません、恐る恐るTwitterの検索欄にKさんの名前を打ちこみます、すると―ヒットしました!!!!!!!!!

友達との2ショット自撮りアイコンです、しかもプリクラじゃない修正がほとんどされてない写真。神。加えてbioには僕の学校名とクラスが。このアカウントを見つけた瞬間、アスリートが記録を打ち立てたときにする超オーバーなガッツポーズをキメたことを今でも覚えています。現代社会の若者の個人情報に関する意識が低いことをこれほど称えたことはありませんでした。

 

すぐさまにアカウントをリア垢に切り替え(名前も学校名も載せてない)、Kさんをフォローしようとしました。しかし、ここで一つの考えが。「Kさんだけをフォローしても、それはそれで周りにバレルんじゃね?」と。そこで僕はKさんのFF欄を漁り、特に話したこともないクラスメートと一緒にフォローをする作戦を考えました。AVやエロ本をほかの一般作品と共にレジに出して、カモフラージュする心理と同じですね。今考えるとめちゃくちゃ恥ずかしいです。FF欄なんてオタク以外誰も気にしないのにね。

 

フォローがいつ帰ってくるのか、小一時間スマホの前でニチャニチャスマイルで待っていると、リア垢のみで許可しているフォロー通知が。KさんのIDでした。歓喜のあまり、今すぐ140文字を「好きだ。」という文字で埋め尽くしたツイートを本人に何回も送り付けようとしましたが、ここは我慢。Twitterが生活の一部となっているオタクと違い、一般人にとってTwitterは優先度の低い娯楽でしかありません。これに瞬時に反応するなんて待機してるってことを伝えてみたいなものです。少し間を空けてから短文で返信をしました。

Twitterフォローしてみたよ、こっちでもよろしく!」

こんな感じだったと思います。ここは極々ありふれた感じにしました。すると数分後、

「フォローありがとう!よろしくね~(絵文字)」

みたいなのが返ってきました。もう死んでもいいと思いましたね。家にいるにも関わらず、Kさんが僕のためだけに時間を割いてくれたんですから。この後Twitterでどのようなやり取りをしようかと考えながら、この日は満足げに就寝したと思います。

 

翌日以降もTwitterで何らかのやり取りを少しづつ続け、僕はちょっとした行動を起こそうと思いました。それは学校での『おはよう』の挨拶です。はい。拍子抜けだと思った読者も居るのではないでしょうか。ですが、意外と挨拶って学生の間では形骸化していて、友達間でもなかなかしないんですよ。それも異性間なんて。というかこじらせオタクのエセアムロくんからしたら挨拶すらもそういうアピールになると思ってたんですよね。しかし、どうにかしてKさんと少しでも会話をしたい。勇気を振り絞って机に座ろうとした彼女にそうしておはようと声を掛けました。ですが、結果だけ言えば完全にこれは失敗でした。声を掛けたはいいものの、タイミングも完全に不意打ちのそれでしたし、その後の話も何も考えてなかったので、Kさんも「えぇ、あぁ、お、はよう…」と困惑して、沈黙。

死ぬほど後悔して、とりあえずはTwitterやグループワークなんかのそれで満足しようと作戦は終了です。

そうして、本日の出来事もネタにして、Kさんとのやり取りをTwitterで続けていきました。

しかし、僕は詰めが甘かった。Kさんが途中で返信を無視してくれたら良かったのですが、彼女もずっとリプを返してくれるので、会話が終わりません。オタクからしても同じツイートに対して100件リプが続くって中々ないと思いますね。加えて、一般人ってツイートを何日か置きにしたり、リプ専用でやったりするんですよ。加えてFF関係の人間も多くない。つまりは、エセアムロとKさんがタイムラインを埋め尽くしているのです。まぁ同じクラスの人間はTwitterでは10人行かないくらいしかフォローしてなかったですが、下心バレバレですわな。話し方もかなり違いましたし。

クラスメートから「Kさんが好きなの?」とかたまに聞かれることがあると、心臓バクバクですよね。本垢には到底及びませんが、リア垢もほかの人の何倍も稼働させていたし、他人に打ち切られない限りはリプは続けるスタンスだったので、それで何とか誤魔化してましたが。誤魔化せていたのかは不明です。でも、男子はあまりTwitterをやっていなかったので広まりはしなかったですね。

 

でも、これ以上Twitterで延々とリプライ続けるのは危険だと考えて、僕はもう一度行動に出ることにしました。そうLINEです。一度は断念したアクションですが、リアルでの会話も増え、Twitterでもそれなりに絡んでいたので、今なら唐突感は無いだろうと。クラスLINEというグループからKさんの名前を見つけ震えながら「連絡先を追加」をタップ。たぶんこの時の緊張はTwitterのフォローの比じゃないと思います。脈拍10000000億万回ぐらいしてた自信あります。

 

そうして初LINEを送信しました。

Twitterで延々とリプ続けて迷惑かけたごめんね!こっちでもよろしく!」

こんな感じの内容だったと思います、Twitterをダシに使ったワケですね。我ながらこの導入は結構良いと思いました。今か今かと画面を見つめていると数分後に既読が付きました。LINEの既読表示を付けた人間って本ッッッッッッ当に性格最悪だと思ってますけど、この時ばかりは褒めちぎってましたね。ライブ感というか、今現在やり取りしてるんだぞ、ってのが伝わってくるので。しかし、既読を即座に付けるのも監視してるみたいに思われると厄介なので、とりあえず一回LINEを閉じて、数分後に開きました。すると数件の通知が。

「追加ありがとう!こっちでもよろしくね!」

Twitterは全然迷惑してないし、大丈夫だぜ!(絵文字)」

こんな感じの内容でしたね。詳しい文言は違ってますけど、「だぜ!」って部分に関しては確実に覚えてます。ノリがいいとかマジで最高すぎる。誰にも見えない、二人だけの空間がこれで形成されたんだと僕は狂喜乱舞しました。こうして安心して学校外で勉強以外のことを延々と二人で話せる環境ができたことで、僕のKさんへの感情はどんどんエスカレートしていくのでした―

 

 

ということで、『オタクが同級生に恋をして、最終的に土下座をした話。 ~第2章 ファーストミッション~』如何でしたでしょうか。恋心を自覚した僕がKさんにがむしゃらに近づこうとする話でした。具体例を諸々回想しながら書いてるので、僕のハートは普通にボドボド、もといボロボロです。このころは楽しかったな…

前回の3倍ほどの文章量ですが、満足できましたでしょうか、それともまだ物足りないでしょうか。ご意見お待ちしております。駄文失礼しました、ではまた次回。